itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

3度目のがん発症に泣いた、の記事を読んで

今日、西日本新聞のネットの記事を読みました。3度目のがん発症とは気の毒としか言いようがありません。私も肺癌に2度なりましたが、3度とはそのショックは計り知れないものがあると思います。それにまだお若いので、なかなか自分では受け止めるのが大変だったのではないかとお察しします。でも、生きている限り、人よりも余計人生を楽しめますよ。1秒1分を大事にしますから、人よりも何倍も長く生きていると私は実感しています。生きている、それだけで幸せを感じるわけですから、安上がりに人生を楽しめるわけです。

樋口一葉が通った質屋

先日、樋口一葉の足跡をたどるために文京区の名作を次々に著した旧丸山福山町の家付近を散策しました。もちろん、住んでいた家は残っていませんが、当時通っていた質屋の伊勢屋は建て替えた後ですが、残っていました。現在は跡見学園が買い取り、土日は一般に開放されています。たまたま訪れた時が休みだったので中を見学しました。実は跡見学園はかつて肺癌を患っておられた方がそこに勤められていてブログを書いているのをかかさず読んでいました。かれこれ10数年間前の話ですが、当時私も肺癌でたまたまそのブログを見つけて同病あい憐れむというわけではありませんが、読んでいたわけです。その方は結局若いために進行がはやかったせいか、残念ながらお亡くなりになりました。まったくの偶然ですが、私の中では二つの事象が跡見学園ということで結びつき、益々樋口一葉に魅せられるようになったという次第です。今、仕事の合間をみつけては彼女のことを本格的に調べてみようと思っています。すでに出版されている樋口一葉研究だけで相当数ありますが、私なりの視点で研究しようと考えています。

安楽死を求める人の気持ち

最近、104歳のオーストラリアの科学者がスイスに移住して安楽死の処置を受けるというニュースを知りました。その方はかなり体調も悪く、健康状態がさらに悪化すれば、もっと不幸せになるだろうと語っておられます。私の場合、そこまで状態が悪いわけではありませんが、年々入院回数も増えていますし、これまで何回か諦めたこともありました。しかし、まだ死ぬ気にはなれません。できれば、もう少しは生きたいと思っています。ただ、この科学者の気持ちは痛いほどよく分かります。身体の衰えとともに、かつてなんでもなくできたことが、できなくなっているのです。そうしたことは年々多くなっています。その度に忸怩たる思いをしています。むしろ、出来ることの方が少ない状況です。そのうち、身の回りのこともできなくなるでしょう。そこには何の楽しみも喜びもありません。ただ、私の場合、家族がいますし、子供もまだ高校生ですから死ぬわけにはいきませんが、どこかでいずれその時は訪れるでしょう。せめて5年生きられることを願っています。さあどうなることやら。あまり勧められることではありませんが、オーストラリアの科学者の方の望みが叶いますように!