itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

今日も平穏な日々が続きますように

歳を重ねると早起きになるというのはまぎれもない事実である。そういえば、ブログのタイトルが間違っていることに気づきました。二度の肺癌でした。スマホで文章を作成しているとこうした間違いがしばしば起こります。文章といえば、樋口一葉の研究はほとんど進んでいません。井上ひさしや瀬戸内寂聴の書いたものがあるのに、何を今更と思われるでしょうが、対象を分析する場合には必ず別の切り口があると思っています。

ですから、私なりの切り口で樋口一葉の研究をしようと考えています。というのも、樋口一葉とは少なからぬ因縁が私にはあるからです。まず、彼女の眠るお墓が私が昔通っていた大学の横にあること、それから彼女の記念館がやはり昔子供を教えていた塾の近所であること、などです。若干こじつけ気味のところはありますが、前に書いた跡見学園とのことも少し因縁を感じております。

何よりも彼女の生き様をみて私が生きる勇気をもらったことだけは確かです。せいぜいあと5年ぐらいかなと漠然と考えていますが、その5年を力強く生きることができます。医者の見立てによれば、50代中頃には私の寿命は尽きていたわけですから、おまけの人生、すなわち与えられた命を精一杯生きようと決意を新たにしています。

今日も平穏な一日

ここしばらく、身体の調子に異常はみられない。それだけでホッとする。ただ、朝起きると枕が赤くなっているのはあまり気持ちがいいことではない。血小板が5万を切っているから、しょうがないのだろうけど、三ヶ月ほど前まではそんな症状はなかったから、やはり気になる。自分でも唾液がピンク色をしているのを時々確認しているが、何より食事が不味くなったのが辛い。今まではあまり好き嫌いがある方ではなかったが、やはり歯茎からの出血の影響か、美味しく食べられるものがかなり減った。肝硬変で症状が悪化している人はそのあたりどうなのだろうか?誰か、知っている人がいたら教えてほしい。それ以外は別に変化があるわけではないから、我慢するしかないか!

樋口一葉-その2

樋口一葉の人生は24年間であった。そして、貧困との戦いでもあった。彼女の人生をみていると、人間は長生きすればいいというものでもないことが分かるが、彼女の立場からすると20代半ばで命を終えることがさぞかし悔しかったのではないかと思う。私など凡人が現代医学のお陰で命を伸ばしているのに、明治に生まれた一葉がその非凡さをまだまだ作品という形にして後世に残せたかもしれないのに、若くしてこの世から去ってしまった。なんと世の中とは皮肉なものかと思ってしまう。ただ、私に残された時間がどれだけあるかは分からないが、一葉の生き様から残りの人生を全力で駆け抜けようとあらためて決意している。そしてすでに少なくとも彼女から私が生きる活力をもらったのは確かなことである。