itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

樋口一葉-その2

樋口一葉の人生は24年間であった。そして、貧困との戦いでもあった。彼女の人生をみていると、人間は長生きすればいいというものでもないことが分かるが、彼女の立場からすると20代半ばで命を終えることがさぞかし悔しかったのではないかと思う。私など凡人が現代医学のお陰で命を伸ばしているのに、明治に生まれた一葉がその非凡さをまだまだ作品という形にして後世に残せたかもしれないのに、若くしてこの世から去ってしまった。なんと世の中とは皮肉なものかと思ってしまう。ただ、私に残された時間がどれだけあるかは分からないが、一葉の生き様から残りの人生を全力で駆け抜けようとあらためて決意している。そしてすでに少なくとも彼女から私が生きる活力をもらったのは確かなことである。