itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

肝硬変は不治の病か?

今や、癌は、一部の癌、例えば、スキルス胃癌や膵臓癌などを除いてけっこう助かる率が上がっている。かたや、肝硬変はこれまで何度も繊維化した肝細胞を再生する薬の開発が話題になったものの、まだまだ薬の開発には時間がかかりそうである。

ところで、国立大学の研究費が年々少なくなっていることが今後こうした新薬の開発に影響しそうである。国立大学、正確には国立大学法人であるが、その維持のためには税金の投入が避けられない。いわゆる運営費交付金というやつである。ところが、国の財政難からこの交付金が毎年1%ほど削られている。この中から、医学系の研究費も賄われているのである。文科省の言い分は足りない分は科学研究費で充当しろということであるが、この科研費という代物は使い勝手が悪いことこの上ない。確かに不正が起こり、厳しく使用を制限するのは理解できるものの、本当に必要な資金がそうした制限によって使えなくなっているのが現状である。

ついでに言うと、基礎研究には科研費が当たらないことが多いため、現在の研究水準が維持できるか大いに疑問である。