itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

肝硬変の治療

沈黙の臓器と呼ばれる肝臓はなかなか悪くはならないが、悪くなってしまうと治療法がないとされている。時々、肝硬変で繊維化した肝細胞を修復する特効薬が開発されたなどのニュースが取り上げられるが、ほとんどは嘘である。嘘というのは言い過ぎかもしれないが、治験にまで至ったという話は聞いたことがない。今度、都立駒込病院で何人かの患者に治験を行なったというニュースが流れたが、本当であれば肝硬変で苦しむ患者にとっては朗報である。

まあ、私の場合は肝硬変になってからかなりの年月が経っており、そうした治療薬が効くとは思わないが、一日も早く実際の治療に使用されることを期待している。そう言えば、C型肝炎の特効薬が経口薬で発売され、今や偽物まで出ている状況だが、これも一昔前までは考えられなかった話である。かなり前に、C型肝炎で苦しんでおられる方のブログを読んでいたが、その方はまだインターフェロンの治療法が確立される前にお亡くなりになった。私が食道静脈瘤の治療で入院している時、インターフェロンの治療を受けている患者の方と話をしたが、相当しんどいとのことであった。その頃からすると経口薬で治療できるようになるとは思いもしなかった。だから、肝細胞の繊維化を元に戻す薬が開発されても不思議ではない。