itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

安楽死の是非

安楽死は重い病気を抱えた人の中には希望する方が少なからずいると思われる。しかし、現実にはわが国では合法化されていない。これを認めるには様々な高いハードルがあるからだ。仮に認めた場合、残された遺産を手に入れたいために、親族が本人に安楽死を促すとか、安楽死を隠れ蓑に合法的殺人が行われる可能性がなくはないからである。また、自ら命を絶つことに対して抵抗がある人もかなりおり、そうした人達の合意を得ることは難しいなどの問題もある。私はやはり日本では安楽死について合意形成を得ることは難しいと思っているし、私自身安楽死に対しては正直抵抗がある。

ただ、私は入退院を繰り返すなかで、病院で苦しむ人達を見てきたのでまったく安楽死を否定もできないのである。まあ、私はせっかく与えられた命であるから、まっとうしたいと思っている。ただ、気持ち的には、意識がなくなってただ生かされているというのには抵抗があることも間違いない。そうした状態で生きたいとはおもわないであろう。しかし、その時には本人は判断ができないわけだから、如何ともしがたい。