イレッサの薬害訴訟で原告側が敗訴したので、お墨付きを得たわけだが、どの程度効果があるのかは専門家ではないので、分からないが、イレッサの服用によって亡くなった方の遺族にしてみれば割り切れない思いがあるだろうし、実際、服用して症状が改善されている方からすれば、この薬に対して絶大な信頼を寄せているだろうし、立場が変われば、その思いはまったく逆になる。

こうした場合、裁判官はかなり思い悩むだろうし、裁定が出ても後に尾を引くだろう。これも前にここで書いたが、放射線治療も治療を受けた後になって、けっこうしんどい思いをしているので、人にはあまり勧めたくない治療法である。私の場合はこれしか選択肢がなかったため、受け入れるしかなかったが、もし他の治療法があるなら、そちらを勧めたい。理由についても以前に述べたが、やはり治ったか治っていないかが判然としない点がこの方法を勧めない最大の理由である。また、副作用が長く続くのも辛い。まあ命があるのだから、贅沢は言えないか！