itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

趣味の話-海釣り

前に夜釣りの話をしたが、若い頃から海釣りを楽しんでいる。きっかけは、親の転勤で比較的海が近いところに引っ越したことである。といっても、海までは自転車で20分あまりはかかった。最初に手がけたのは投げ釣りであった。しかし、道具がない。まだその頃は中学生だったので、竿とリールを買う金がない。そこで、兄と相談してリールは買わざるを得ないが、竿は手作りしようということになった。近くから、竹を取ってきて、それを何とかつなぎ合わせる。もちろん、投げ竿だから、ガイドも必要である。それは針金をくくりつけて代用した。貯めていたお金で、思い切ってリールを買った。

当時の中学生にとってはとても高価であったが、兄と小遣いを出しあって購入した。確か、2000円程だったと記憶している。約50年ほど前のことである。

道具が揃うとさっそく自宅から最も近くて夏は海水浴場になっている海岸に出かけた。ゴカイを餌にさっそく第一投。やはり、竿が手作りのせいかあまり飛ばない。それでも、何回か投げるとアタリがあった。さっそく巻き上げにかかる。すると心なしか重い。すると、先っぽに何か付いている。約15センチぐらいであったろうか。何か迷彩服を思わせるような魚が付いている。あとで分かったが、アイナメであった。記念すべき一匹目が釣れて、その後はアタリもなく家路についた。これがきっかけになって、しばらくは投げ釣りばかりしていた。アイナメやキス、それにのどくさりと呼ばれるコチなどが行く度に数匹ずつ釣れた。確か、最高は32匹だったと記憶している。そのうちに兄が高校を卒業すると、一人で釣行するようになった。

投げ釣りからチヌ釣りに釣り方も代わっていた。この釣りにはまって数十年続けるとは思いもしなかった。通称チヌ、クロダイのことであるが、この釣りはさまざまな釣り方があるだけでなく、繊細さを要求される釣りでもある。これについてはまた後日。