とかく、中高年男性に向けられる世間の眼は冷たいように感じるのは私だけの僻みなのか？それくらい、中高年男性が引き起こす事件が後を絶たない。万引きをはじめとして、職場では女性に対するセクハラ、未成年への淫行報道、特にそれなりの地位にある人達の起こす事件が目立っている。おそらく、全人口に占める中高年の割合が増えたことやSNSの普及により、これまで見過ごされてきたことがマスコミなどで話題にされるようになった影響が強いためだと思われるが、そこに属する人間としてあまり気持ちのよいことではない。

私は幸いにも定年後にも同じような仕事をしてそれなりに満足するワーキングライフを送っているが、仕事をしていない人は何に自分の存在価値を置いているのだろうと心配になってしまう。家族関係がうまくいっているのならまだしも、そうでない人は生き甲斐を何に求めているのであろうか？超高齢化社会が到来している今日、かなり早くから仕事から離れた後の生き方を考える必要があるのだろう。