itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

高齢者はどう生きるべきか?

自分が定年を迎え、65歳を過ぎると、これからの人生をどう生きたらよいのか、そのことをしょっちゅう考えるようになった。まだ定年になる前はそんなこと一度たりとて考えたことはなかった。とはいえ、私は幸いにも第二の職場が見つかり、正規で働いている。そして、残りの命も二つの大病を抱えているため、そうあるとは思えないにもかかわらずである。それほど長い命でないのだから、働かなくてもいいのにと思われる方が多いかもしれない。だったら、何をすればいいのと問いたい。趣味の世界で生きる?、それとも世界各地を旅行する?、ゆったりと悠々自適の生活を送る?

そのどれもあまり面白いようには思えないのである。定年前はあれもやってみよう、これもやってみようと身体の許す限り挑戦しようと考えていたのであるが、今はそういう気持ちがまったくない。おそらく、多くの定年を迎えた初老男性は私と同じような気持ちではないだろうか?テレビでは、都会を離れ、田舎で畑仕事などをしながら、第二の人生をエンジョイするなどの生活が報告されているが、そうした人達はほんの一部に過ぎないだろう。

幸い、私は以前とほぼ同じ仕事をしており、それ自体がやり甲斐があるので、どのようにこれからの人生を送ろうかという自分への問いかけには答えないでよくなった。でも、定年後に何の仕事にも就かずにどのようにこれからの人生を送ろうかと悩んでいる人達はこれからどのような人生を過ごすのであろうか?奥さんに粗大ゴミのように扱われるのだけはまっぴらごめんだというだろうなあ。仮に私が健康だったら、まずは一人暮らしの生活から始めるだろう。それから、これまでとまったく違う人生を送ろうと、生活自体を根本から変えてみるというのはどうだろうか。