itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

肝硬変3

年取ってから寝覚めが早く、すでに職場に来ている。特に出勤の決まりがないが、私は早く来て早く帰るようにしている。裁量労働制というのも私のような病気を抱えている人間にとっては有り難い。さて、肝硬変の血液検査の数値であるが、基本的にはそれほど変化はここ数年ない。ただ、3年ほど前、別の病気で私の既往歴を伝えたにもかかわらず、肝臓に悪い消炎鎮痛剤を処方されたため、十二指腸から大量出血し、危うく命を落とすところであった。それから、血液検査の数値が若干悪くなったのがここ十数年の最も大きな変化である。肝硬変の場合、まず血液検査の数値で注意しなければならないポイントは、PLT、いわゆる血小板の数値である。もちろん、私は医者じゃないので、専門的なことは分からないし、ここで書いたことも医学的に正しいことかどうかも分からないが、私の患者としての経験からの意見である。血小板は、正常値が約15万から30万であるが、私の場合、ここ数年5万から6万である。これだけでも肝硬変に進んでいると分かるが、他の数値で大事なのはアルブミンという肝臓で作られるタンパク質であるが、この数値が低くなると肝臓が正常な働きをしていないことがわかる大事な指標である。ここでは単位のことは省略するが、正常値は4以上とされ、私の場合は少し前の検査では3.9であった。十二指腸から出血する前は4以上あったのだが、ここしばらくは正常値に回復していない。この数値が低いと肝硬変がかなり悪化していると考えられる。私の場合、まだ正常値に近い値なので、末期の腹水が出るまでには至っていないと思われる。したがって、私見だが、肝硬変の患者で、アルブミン値が、3を下回るとかなり危なくなっていると考えたほうがよい。

一般に言われるGOTとGP Tだが、肝硬変になると正常値に戻ることが多い。私の場合もここ数年ほぼ正常値である。γ-GTPは肝硬変の場合は正常値になることはない。ほかに大事なのは肝臓から出る酵素のコリンエステラーゼ、C heで、これは肝硬変の場合、正常値を下回ってくる。

なあ、このほかに注意しなければならない血液検査の数値があるが、それはまたの機会に。

では、仕事にもどります。