今日は久しぶりの癌センターの診察日です。田舎に住んでいるので、病院はあまり待たされずにすむのが助かります。といっても、癌センターは地方には少ないので、近隣の皆さんが県をまたいで診察に訪れますから、それなりには待たされます。

以前は診察日には再発を心配して落ち着きませんでしたが、最近は慣れたというか、もういまさらという思いもあって、そういう感情はまったく湧かなくなりました。それはそれであまりよくないとは思っていますが、正直なところです。先々日は肝臓の診察に行って来ましたから、続けてというのは仕事の面では差し障りがあるものの、診察が終わるとしばらく病院からは解放されるので、嬉しくもあります。

診察の度に担当医から言われるのは、癌センターでは肝臓は大丈夫ですか？と、肝臓の方では癌はどうですか？ということです。おそらく、自分が診察していない重い病気がそれぞれ気になるのでしょうね。思わず、心の中で苦笑しています。確かに、客観的には肝硬変は重い病気ですし、肺癌も同様ですから、気になるのはしょうがないのでしょうね。幸い、これまではギリギリのところで、両方ともしのいでいますが、これからはどうなることやら。あたかも他人事のようですが、これだけ何回も絶望を味わうと慣れてくるというか、不感症になるというか、いちいち心配していたら、心の病気になってしまいます。ケセラセラ、の心境ですね。それにこの年齢まで生きてこれたわけですから、あとはおつりだと思って出来るだけ世の中に貢献したいと思っています。幸い、今の仕事は一生懸命にやることが世の中に貢献することにつながりますから、これからも身体の続く限り頑張ろうと思っています。