itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

先週の土曜日から水曜日までにあったこと

おはようございます。タイトルからは何か分からないでしょうが、先週の土曜日から水曜日まで大変でした。病気には違いがないのですが、肝硬変のことではありません。まず、最初は土曜日の夜11時頃に突然右下腹部に猛烈な痛みが襲ってきてしばらく我慢すれば痛みは収まると思いましたが、痛みはなくなりません。それで私には思いあたることがありました。それはこれまで数回尿管結石をやったことです。主治医からもCTで結石があることは指摘されていましたから、これだと思いました。そのままにしておいても痛みが収まることもないので、カミさんを呼んで当番医のところに連れていってもらいました。
そこそこ救急の患者さんはいましたが、それほど待たされることなく、医者に事情を説明するとすぐにCTを撮ってやはり石があることが分かりました。専門医ではないので、痛み止めとして座薬のボルタレンを処方してもらい、自宅に帰りました。座薬を入れるとなんとか眠れました。それからも痛くなると座薬を入れ、結石を流すために多めに水分を摂取するようにしました。
しかし、これで終わりませんでした。それにこれからが書きたかったことです。結局、ボルタレンを3回ほど使用するとそれからはこれまでの痛みが嘘のように消え去りました。当然、結石は尿と一緒に体外に排出されたと思いました。ところが、これまでなかった血尿が出るようになりました。もちろん、なんの痛みもありません。たぶん、結石が移動する時に尿管の壁を傷つけてそこから出血していると推理しました。ですから、しばらくすると出血が収まり、血尿は出なくなるはずです。この時はまだ楽観的に考えていました。そのうち、出血は止まるだろうと。しかし、月曜日になっても血尿です。ただ、私の場合、肝硬変のため、血小板が少なく、3.9万ほどしかないので、そのために血が止まりにくいのだろうとまだ楽観的でした。そして、火曜日も血尿です。薄いワイン色の尿ですから、大した出血ではありません。それでもまだ出血が続いていることにさすがに病院に行くことを考えるようになりました。水曜日の朝でも出血していたら、病院に行こうと決断しました。
水曜日の朝、やはり血尿でした。それなりの検査設備も揃っている拠点病院に電話して行くことを伝えました。その場合、別途5500円支払わなければなりません。もちろん、まだ死にたくないので、了承しました。また初診ですから、予約の患者さんが優先されます。ある程度待たされることは覚悟していたのですが、これほど待たされるとは。結局、色々な検査を含めて、5時間半ぐらいかかりました。やっと診察の番が回ってきて、医者にこれまでの経緯を説明します。医者からはCT画像を見ながら、結石はないと言われました。それではなぜ血尿なのか、一つは私の推理と同じです。もう一つは膀胱癌の可能性です。
それで、医者からもう一つそれをはっきりさせるために検査をすることを薦められました。検査の前にトイレは行きたくないですかと聞かれてトイレに行きました。するとこの数日ではじめて綺麗な尿が出ました。皮肉なものです。それを医者に告げると膀胱癌の可能性はゼロではないと言われ、結局検査することになりました。隣の検査室の頭の方が少し上がっているベッドに寝て下半身の下着を脱ぐように言われました。下半身のところが目隠しのようになっていてこちらは何をやっているか、分かりません。すると下半身に激痛が襲いました。尿道にスコープを入れ、直接カメラで尿管の状態を確認しているようです。そして、医者からモニターを見るように言われ、尿管の一部が赤くなっていました。どうもそこから出血していたようです。膀胱の方はなんともないようです。内視鏡検査が終了し、再度医者から説明があり、結石が排出される際に尿管壁を傷つけてそこから出血して血尿が出ていたようです。私の推測通りでした。
結局、その日は仕事を休むことになりましたが、病院で原因が分かりホッとしています。