itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

60代は生きるか死ぬかの分かれ目なのか

  最近、私の周りで亡くなる方が増えている。それも多くが男性の60代である。男性の平均寿命が短いのは60代を乗り切ることができない方が多いせいではないかと思わず考えてしまう。

  60代で亡くなる方の死亡原因は圧倒的に癌が多い。少なくとも私の周りでは。癌の種類は様々である。ということは60代を乗り切ってしまえば、と虫のよいことを考えてしまうが、それは一般的な傾向であって個々人に該当するわけではない。少なくとも私の場合は肝硬変の症状からして70代に達する自信はない。

  だからこそ今を大切にと思って日々暮らしているのだが、以前と暮らしに違いがあるかといえば、そんなに変わりばえはしていない。残り一年の命ですと言われてもそれでそれまでと違う生き方をする人がどれくらいいるのか。この点についてははなはだ疑問である。大概の人はそれまでと変わらない生活を送るのではないだろうか。実際、私自身もそれほど長くは生きられないと思いつつも取り立てて変わったことをするでもなく、以前と同じ生活を送っている。身体の自由がきかなくなっていることもあるのだろうが、精神的にそこまでのバイタリティがないことが大きいような気がする。

  ともあれ、今を生きること、これしか私にはない。

この台形の山はどこか分かりますか?かつての古戦場の舞台になったところです。