itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

直木賞作家の藤田さんが亡くなった。

69歳と私に年齢が近いのと、死因が肺腺癌ということで、気になった。奥さんはやはり作家の小池真理子さん。もちろん、これも大したことではないが、カミさんの名前が同じであることもなんとなく気になった。

 すでにここで触れたように私は肺腺癌に二回?罹ったが、二度とも医療のおかげもあり、なんとか切り抜けた。二回目はまだ経過観察中ではあるが、それでももう5年経過しているので、ほぼ完治といっていいであろう。なぜ疑問符をつけたかというと二回目は放射線治療で治したため、腺癌かどうか確かめようがないのである。

 これも前に書いたが、知り合いの医者や肝臓の主治医によると果たして癌だったのかも疑わしいとのこと。二人の医者から同じことを言われたので、私自身も少し疑問がないわけではない。ともあれ、生きているのだから良しとしよう。

 藤田さんの作品はまだ読んだことはないが、今度読んでみようと思っている。私は本を読むのは好きだが、芥川賞や直木賞作家の本はあまり読まない。随分前に古井由吉が杳子という作品で芥川賞を受賞して以来、これらの賞を受賞した作家の作品は読むのをやめようと思ったのである。なぜそう思ったのかは正確には思い出せないが、なんとなく自分が思う芥川賞の作品とは違うものに変質したから、読むのをやめようと決意したように覚えている。それまでは芥川賞が決まると同時に作品を読むのを習慣にしていたから、その時の思いは複雑であったような気がする。

 でも、今回直木賞受賞作家である藤田さんが同じ病になった者としてどのような作品を書いていた人なのか、非常に気になり、思い切って読むのを決意したというわけである。

もう今ではあまりお座敷芸として見ることもなくなったかっぽれ道場が吉原近くを歩いていて見かけたので、思わず写真を撮った。かつて三ノ輪駅の近くで塾講師をしていた時、生徒の数人がかっぽれ道場に通って?踊りを習っていた。一度だけ誘われて踊りとかっぽれを見に行ったことがある。あの頃はまだ若かったので、そのよさがイマイチ分からなかったが、今見るとおそらく感動したであろう。