itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

肝硬変の進行

おそらく私も一年前に比べるとかなり肝硬変が進行しているのではないかと思われる。主治医が肝性脳症の話を持ち出したのも私の肝硬変もそろそろそういう症状が出てきてもおかしくないと感じたのではないかと思う。

肝硬変が進行すると血中のアンモニアがうまく分解されずに血中濃度が上がり、それが脳に到達すると肝性脳症の原因になる。もちろん、それだけの問題だけでなく、アミノ酸のことも絡んでくるので、これ以上ここでは説明しないが、肝性脳症は様々な症状を呈し、頭がぼうっとしたり、症状が進むと正常な判断ができなくなる。記憶力の低下など人によって症状はまちまちらしい。

そうならないために、タンパク質の摂取を控えるようにすること、塩分を控えることなどを指示されたが、食生活の改善にさしあたりなるのは野菜の摂取量を増やすことぐらいしかない。卵の食べる量を減らすなど。

一応、私の場合、肝性脳症にあたるような症状は出ていない。問題はその時期である。病院間の患者データのやり取りなどができていない現在では、どういった症状が出てきたら、こういう治療をするとかの指針を示すことはできないのだろう。せめて多くの患者がいる病気については患者間のデータを共有して治療方針に活かすことぐらいはやってもらいたいものだ。

私がこのブログを始めたのは同じ病気で苦しむ人たちの参考になればということだが、読んで頂いている方は本人もしくはご家族で肝硬変を患っている方の参考になっているのだろうかと思わず考えてしまう。

なお、次の写真は一葉が幼い頃に住んでいた東大赤門前の様子を撮影したものです。前回の続きです。