itomaのブログ

病気と戦って26年?、肝硬変と二度の肺癌からの生還

肺癌になった時のこと

相変わらず朝早く起きています。最近は寝るのが遅いのですが、起きるのは早いです。ですから、一日がとても長そうですが、気づいてみればあっというまに一日は終わっています。年々日が経つのが速くなっているような気がします。小学生の頃は一日が長くて長くて、特に学校の授業は長く感じました。反対に夏休みはあっというまに過ぎました。振り返ってみれば、人生で最も楽しかった時期だと思います。


さて、私が最初の肺癌になったのは今から22年前のことです。職場で痰の検査があり、それで私は勘違いして癌センターに診てもらいに行ったわけです。勘違いというのは私の職場ではある年齢になると誰に対しても痰の検査を実施するらしくてそれを私は肺癌の疑いがあるから、私だけに痰の検査があると思ったのです。しかし、その勘違いが私の命を救うことになるとは思いもしませんでした。まずは問診から入ります。職場での健康診断の話をすると、では検査をということになりました。しばらくしてセンターから連絡があり、検査入院をしましょうと言われました。癌の疑いがあるのかと尋ねましたら、あくまで念のためという回答でした。期間は二日間です。そして、退院して数日してカミさんと一緒に来て下さいとのことでした。

そうしたら、八畳ほどの部屋に4、5人の医者がおり、検査の結果、肺癌であると告げられました。それからはあっという間に入院手続きをして様々な検査をした結果、肝臓が悪いので、当初予定していた肺の三分の一を切り取る手術ではなく、胸腔鏡手術に変更になりました。要するに穴を三箇所ほど開けて、患部だけを切除するということです。結局、本格的な手術は私の場合は肝臓が悪いために無理で、それをすると肝不全を起こしほぼ死んでしまうそうです。もちろん、患部だけを切除するのは再発の危険が高いが、私には他の選択肢がありませんでした。結果的に再発することもなく、6年ほど通い、完治したと医者から言われた時にはホッとしたことを覚えています。

二回目の肺癌については次の機会にお話しします。なお、私の癌は腺癌でステージがIだったことも幸いしました。ちなみにこの写真は樋口一葉ゆかりの場所です。